なにごとも慣れないと時間がかかるわけですが、
ここの使い方も複雑怪奇。
理解できればなんのことはないはずなのに、
設定のバリエーションがあまりに豊富で、
こういうのに滅法疎いワタシにはオーバースペック。
少しずつ追加したり削ったりしていくしかない感じ。
ここはひとつ、長い目で。
バイクに乗り始めた頃も、出掛けて帰ってくるまでそれこそはじめてのおつかい並みに大変でした。
しかも、カタチから入ったワタシが選んだバイクはセルがなく、自分の足でキックしてエンジンに火を入れない限り動いてくれないYAMAHAのSR。走る以前に毎回大変なエネルギーを消耗していました。
意外と知られていないことのようですが、二輪車教習は四輪と違って公道での講習がありません。教習車以外のバイクに初めて乗るときが、“初公道走行”となります。なんの囲いもなく、まさに生身のまま鉄のかたまりが往来する車道へ出るあの恐怖。原チャリでもないのに車道の目一杯左端をコワゴワ走るもんだから、後ろの車には煽られるわ幅寄せを喰らうわでますます恐い。流れにやっと乗れたかと思えば、今度は信号や交差点の右折でエンスト。クラクションも鳴らさず待ってくれた後続車が神に見えたといっても過言じゃありません。
そんな想いまでしてよくぞ毎週末憑かれたようにでかけたものです。あの情熱があってこそ、上達もし、仲間も増え、走る喜びを味わえたわけです。
常にキケンと隣り合わせのバイクを人に薦めようとは思いませんが、この楽しさは乗った人だけが味わえる至福だと思ってます。
そう、ワタシは40をうんと過ぎて夢を叶えたバイク乗りです。
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